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喜田華堂(きだかどう・1802〜79)は美濃不破郡今須(関ケ原町)の生まれ。名は景静、字は伯寿。若くして京に出て、画を岸駒・岸良に学ぶ。その後東国に遊歴して文人墨客と交わり、嘉永のはじめ名古屋に来て広井水車町に住み画を業とする。清廉風雅な生活を愛し、画は気韻があって高雅、特に桜花に巧みで名声高く藩の御用絵師となった。本図の画面全体に牡丹を描いたダイナミックな構図は岸派の特色であり、風に揺らぐ様が艶めかしいまでに力強く表現されている。牡丹は別名「富貴草」という。