ページ
上部へ

戸島光基の一宮絵日誌

  京都の日本画家・戸島光基(とじま・こうき1909~1963)は、蒔絵師の父・戸島光孚(光阿弥とも、1882~1956)の長男として生まれ、京都市立美術学校などで学び、堂本印象の東丘社に入塾していた画家です。日展や京都市美術展などで活躍しました。光基は、支援を受けていた一宮の後藤幸三郎の家を戦中戦後、3度訪れ、その思い出を絵巻の日誌「訪宮戯画」全2巻と「一宮絵日誌」全1巻とに描きました。

戸島光輝の一宮絵日誌

今回の展示では、この絵巻を前期と後期に分けてご紹介するとともに、後藤氏の遺族より寄贈された光孚・光基親子の作品もあわせてご紹介します。

戦中戦後の時代背景を交えながら、一宮での滞在の様子や当時の人々の暮らしが巧みな文章と絵で描き出された絵巻の、ユーモアあふれる生き生きとした表現をお楽しみください。

※6月9日(火)以降、絵巻のご覧いただける箇所が変わります。