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尾張の洋画 生誕120年 宮脇晴

休館日
月曜日、5月6日(金)
開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
料金
大人300円、高大生150円、中学生以下は無料

宮脇晴(1902~1985)は、愛知郡田代村村長を務めた父正臣と母千代の第8子(四男)として名古屋市東区に生まれました。13歳のときに結核の療養のため現在の知多市に転居し、そこで画家の大澤鉦一郎と出会ったことで画家を志しました。大澤を中心に結成された愛美社に15歳で参加し、当初は名古屋で見た草土社展の岸田劉生らによる細密な表現に影響を受けた写実的な作品を制作しました。名古屋市立工芸学校卒業後は、同校で教えながら春陽会展などで作品を発表しました。戦後は、子供のかわいらしい姿を明確な輪郭線で描き出し、1970年頃になると柔らかなタッチと温かな色調で、身近な光景を作品にしました。
今回の特集展示では、宮脇晴の生誕120年にあたり、館蔵品の中から、家族や身近なものを温かな眼差しで描き出した油彩画やデッサン約15点を展示します。

《ミルクを飲む幼児》
1953(昭和28)年

《赤のあやつり》
1966(昭和41)年