一宮市出身で、幕末・明治期の日本を代表する漢詩人である森春濤(もり・しゅんとう 1819~1889)は、明治7(1874)年に東京に移り住むまで、尾張・美濃国内を中心に多くの詩を作りました。今回の展示では、「名吟」とされる詩や地元で詠まれた詩を、自筆の書幅で紹介します。
- 開始場所
- 一宮市博物館2階 特集展示コーナー
- 開催日時
- 2月2日(火)~2月28日(日)
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで) - 休館日
- 毎週月曜日、2月12日(金)・24日(水)
- 料金
- 常設展料金(大人300円、高大生150円、中学生以下無料)
おもな出品作品
《聞鵑(ほととぎすを聞く)》
詩の師である梁川星巌が激賞した七言絶句。
天保10(1839)年、20歳の時の作。書は明治16(1883)年、数えで65歳の時のもの。
《小牧山》
天保13(1842)年、23歳のときの作。天正12年小牧長久手の戦いでの徳川家康の功を読み込んでいる。